昭和初期の煙草盆です。 江戸時代には「客あればお茶より先に煙草盆」と言われるくらいに、お客さんをもてなす道具で煙草盆の中に煙草に火をつける火入れや、灰皿代わりの灰吹がセットされていました。 経年の汚れ、底面に焦げ跡がございます。 真鍮キセルは程度の良い状態です。 灰吹・・・竹 煙管でタバコを吸い終えた後に、火皿に残った灰を落とすための竹筒です。 火入れ・・・陶器(青磁) 火入れとは中に灰と小さな炭を入れて、本来は煙草の火種の器です。 灰の表面に細かい筋を入れて体裁を整えて使います。 重要な道具の一つです。 盆・・・側面は欅材と思われ綺麗な杢目が出ております。底部分は杉材と思われます。 キセル・・・真鍮製 (盆の大きさ) 横約17.2cm×縦約17.2cm×高さ約8.5cm (灰吹) 高さ約13.6cm 直径4.8cm×内径約4cm (火入れ) キセル 長さ約19.6cm 高さ約8.3cm 直径約10.5cm×内径約7.8cm (箸) 長さ約31cm 古い物ですのでくれぐれも画像で慎重にご判断いただき 御理解いただける方のみどうぞ宜しくお願いします。